かかみがはら未来文化財団が取り組む文芸企画「こと、ばと、ことば。」
俳人・神野紗希さんをゲストにお迎えし、”幻の俳人”鈴木しづ子の句にふれるトークイベントや、地歌舞伎舞台「村国座」を会場にした吟行句会など、俳句初心者から愛好家まで幅広く楽しめる時間をお届けします。
また、子ども向けワークショップ「森にもぐって 言の葉採集」も秋バージョンになって再び登場！
俳句の文具ブランド「句具」とタッグを組んで企画した、楽しく俳句に親しむトーク&ワークです。
この秋、季節の移ろいをことばで感じてあそんでみませんか？

9.30トークイベント『幻の句に溺れて 十六夜俳句サロン』

9月30日は、十六夜です。
このトークイベントは、神野紗希さんの手ほどきで、ことばと戯れながら作品を読みふかめる俳句サロンです。
登場するのは、俳人・鈴木しづ子の作品。大正8年に東京に生まれ、20代で出版した第一句集が話題になり、一躍有名に。その後岐阜へ転居し、各務原市那加に住みながら柳ヶ瀬で働きつつ、句作に励みました。しかしその後突如消息を絶ったしづ子。今もその行方はわかっておらず、「幻の俳人」と伝えられています。
各務原で詠んだかもしれない句にも触れながら、作品を自由に読み解くトークイベント。俳句初心者さんにこそ楽しんでもらいたい、十六夜俳句サロンです。
▷「かかみがはら百科 」の令和４年度 第４号に鈴木しづ子の特集が掲載されています！

10.1 ワークショップ『晩秋の季語にふれて 村国座吟行句会』

「地歌舞伎」「村芝居」は俳句の季語です。
このワークショップは、世の中の記憶から薄れゆく季語の現場、貴重な文化財である村国座に足を踏み入れ、舞台裏まで巡りながら言葉を集めて俳句づくりにチャレンジする、吟行句会ワークショップです。
感じたままの言葉を五七五のリズムに整えて俳句をつくったら、神野紗希さんを囲んでの句会へ。ずらりと並んだ作品の中から、推し句を見つけて褒め合います。
俳句の作り方はもちろん、言葉の集め方や季語の使い方などを丁寧にレクチャーしますので、俳句初心者さんでも大歓迎です。
▷OUR FAVORITE KAKAMIGAHARAに村国座の紹介記事があります！

講師　神野 紗希　

@kono_saki
俳人。1983年愛媛県松山市生まれ。高校時代に俳句甲子園をきっかけに俳句を始める。著書に『女の俳句』『もう泣かない電気毛布は裏切らない』、句集『すみれそよぐ』他。現代俳句協会常務理事。聖心女子大学講師。日本経済新聞俳壇選者。

10.21 キッズワークショップ『森にもぐって 言の葉採集』

ことばの豊かさやおもしろさを親子で体感できる、ことば集め＆ことばパズルを楽しむ、キッズ向けワークショップです。
森の中に吊るされた「ことのはっぱ」の中から、五音のはっぱを探して採集したら、いよいよ探検の森へ！紙と鉛筆を持って、指折り数えながら五音のことばを採集します。その五音をみんなでシェアしたら、それを「季語」と「季語じゃない」にわけるゲームを楽しみます。最後に七音のことばの中から好きなものを選び取って組み合わせると…あっという間に自分だけの俳句ができちゃった！
体も心もめいっぱい動かしながら楽しむ、ことばのワークショップです。
▷ 7/1に開催したイベントのレポートは句具NEWSで読めます！

講師 　後藤 麻衣子（句具）

コピーライター・編集者 / 俳人　
@goma121　@kugu_haiku
1983年生まれ、岐阜出身・在住。「全国俳誌協会 第4回新人賞 特別賞」受賞、「第11回百年俳句賞」入賞。「夏井いつきのおウチde俳句大賞 第3回部門優秀賞」受賞。蒼海俳句会、現代俳句協会、コピーライターズクラブ名古屋所属。俳句のための文具ブランド「句具」を運営し、俳句アイテムの企画・販売のほか、句会やアンソロジー発行などの活動も展開。

詳細・申込

主催／公益財団法人かかみがはら未来文化財団
共催／各務原市
後援／各務原市教育委員会