公益財団法人かかみがはら未来文化財団

はぐくむ

【活動報告】R4.10.15/ 自然遺産の森ファミリーコンサート

2022.11.07

2022年10月15日(土)
かかみがはら未来文化財団「親子向けコンサート」と「自然体験塾」のコラボ企画
「竹×Sax×Percussion」~竹をつかって音を楽しもう~

かかみがはら未来文化財団が企画する「文化をはぐくむ」事業のひとつ「親子向けコンサート」の第1回目として、オープンスペースを活用し、誰でも気軽に楽しめる自然遺産の森ファミリーコンサートを開催しました。

天気は快晴!!
10月半ばとは思えないほどの暑い日(最高気温28℃)で、コンサート日和になりました。

第1部は、各務原市登録アーティストvoirさんによるサックス四重奏とパーカッションの演奏をお楽しみいただきました。
演奏場所は、体験塾棟の縁側!
「オーシャンゼリゼ」や「やさしさに包まれたなら」など皆さんに聴きなじみのある曲を演奏してくださり、目の前の特等席で演奏を楽しむ方、木陰でのんびり演奏を楽しむ方、自由なスタイルでお聴きいただきました。

第2部は、コラボ企画 自然体験塾「竹楽器をつくって演奏に参加しよう」
事前予約をされた親子12人が、竹林救援隊さんご指導のもと、竹楽器「トンガン」作りの体験をしました。

1.ご用意いただいた竹の中から、自分の好きな竹を選ぶ。
2.選んだ長い竹を、のこぎりを使って好きな長さに切る。
3.中に棒を入れて節を抜く。
これでトンガンの完成です!!
選んだ竹の太さ、切った竹の長さによって、音の高さが変わります。また中の節を抜くのは、全部ではなく1つだけ残さないといけません。どの工程も、みんなとても慎重に作業をしていました。
トンガンは、木の台に竹を立て打ち付けて音を鳴らします。木の台を置く場所は、硬い地面ではなく、やわらかい芝生など上のほうが、音が響きやすいそう。そして、竹は真っすぐではなく、少し斜めにして打ち付けるのがコツだそうです!

第3部は、出来上がった楽器をつかって、voirさんと一緒に演奏をしました♪
楽器の鳴らし方を教えてもらい、リズム練習をし、voirさんの演奏に合わせ、トンガンを鳴らす!
とても素敵な合奏になりました。
また、トンガンを作成しなかった子どもたち・大人の皆さんには、「竹太鼓」という楽器を用意し、飛び入りで演奏に参加してもらいました。1パターンではなく、2グループに分かれ2パターンのリズムを練習。そのリズムを同時に叩いてみる。楽器のない方は手拍子でもご参加いただきました。皆さんとても複雑なリズムも難なくこなしていて素晴らしかったです!!
最後に、皆さんとvoirさんで「風になりたい」を演奏し、会場には一体感が生まれました。また、音がまわりの山々に反響し、とても心地よい空間となりました。
voirさんの演奏に合わせ、子どもたちが重い竹を一生懸命鳴らす姿、子どもから大人までとても楽しそうに竹太鼓をたたく姿は、とても可愛らしく微笑ましい光景でした。

大自然の中で、自由なスタイルで演奏を聴き、自分で楽器を作り、演奏にも参加する。
なかなかできない体験をしていただけたのではないかと思います。
子どもたちには、自然の中で演奏を聴く開放感や、自然のものにふれる楽しさ、またみんなで演奏する楽しさを感じてもらえていたら嬉しく思います。

天気にも恵まれ、自然と音楽にふれていただく秋の1日となりました。