2023年6月18日、国指定重要有形民俗文化財 村国座にて『OUR FAVORITE THINGS reprise』（以下：OFT）を開催しました。
2年前より、「reprise（繰り返し）」としてOFTの原点である村国座にて開催。今年は、ギターの弾語りだけではなく、DJによる演奏や、飲食出店の再開など、OFTの原点が戻ってきた空間となりました。

今回の出演は、カジヒデキ、柴田聡子、Shin Sugawara (SAMOEDO)、HALFBYの4組。

今年もOFTは晴天。じんわりと汗がにじむ、夏の始まりを感じる日曜日の昼下がりに、Shin Sugawara (SAMOEDO)さんの浮遊感のある弾き語りLIVEよりスタートしました。

Shin Sugawara (SAMOEDO)さんは、2011年のOFTに「シャムキャッツ」のメンバーとして、ここ村国座でのLIVE経験があり、実に12年ぶり（！）に舞台に立ってもらいました。リズムボックスを使いながら弾き語るスタイルで、フワフワとしたリズムに優しい歌声が乗る、とても気持ちのよいオープニングとなりました。

続いて、柴田聡子さんによる弾き語りLIVEへ。金色の松の絵を背景にギター１本を抱え、リラックスした柴田さんが佇んでいる姿がとても印象的で、『OUR FAVORITE THINGS』というイベントタイトルにちなんでか、「Your Favorite Things」という曲もチョイスいただきました。（嬉しい！）最後は最新作より「雑感」で、会場の盛り上がりは最高潮に。圧巻のステージでした。

ここで話は少しそれますが、今回のOFTでは4年ぶりにボランティアスタッフを募集しました。音楽が好き、このまちのことが好きという思いで集まったスタッフは、イベント運営に関わるという非日常を楽しみながら体感してもらいました。

話は戻り、村国座愛の強いHALFBYにはLIVEの合間にDJしてもらいましたが、この季節に合った選曲でアーティスト間をトレースするような素晴らしいDJでした。カジさんの出演前にはネオアコの名曲の数々を披露してくれました。

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LIVEのトリを務めるのは、カジヒデキさん。この日もカジさんはお馴染みのチャーミングな短パン姿で登場しました。序盤は「甘い恋人」の会場とのレスポンスで大盛り上がり。「LA BOUM～MY BOOM IS ME～」や「君のハートのナチュラル」など、往年の名曲の数々で駆け抜けたあっという間の45分間でした。

今回のOFTは、昔のように、ドリンクを片手にフードと音楽を同時に楽しんでもらいたいという思いがあり、名古屋からタイカレーで有名なヤンガオに、地元各務原からはタコス屋さんのガブリエルキッチンに出店してもらいました。

コロナにより、ここ数年できていなかった当たり前の形を取り戻すための回になったのではないかと思います。